クラフトジン初心者におすすめの銘柄5選!選び方も詳しく解説

監修/編集者
クラフトジン・ラボ運営者:大地 正紘
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今巷で話題のクラフトジン。

スーパーや酒屋さん、オンライン通販まで、いまや数多くのクラフトジンの種類がありますので、そもそも何を飲んでいいのかわからないという初心者の方も多いはず。

そんな方に向けて、本記事ではクラフトジン初心者におすすめの銘柄5選について紹介したいと思います。

これからクラフトジンを楽しんでいきたい、そんな方の参考になれば幸いです。

目次

クラフトジンの選び方

①:産地で選ぶ(海外、国内、地方など)

造られた場所によって味の特徴が強く出るのもクラフトジンの魅力。

それぞれの土地に根付いた食物がボタニカルとして使われていることが多く、クラフトジンを通じてその場所の歴史や気候、食べ物を感じることができます。

初心者の方であれば、自分の出身地やその近くでで作られているクラフトジンを試してみるといいでしょう。

②:ボタニカルで選ぶ

クラフトジンに使われているボタニカル(※香りづけで使われる原料)で選ぶのも一つです。

日本で作られるクラフトジンの場合、柚子や山椒、柑橘系のボタニカルが使われることが多いですね。

初心者の方は、こうした柑橘系のボタニカルが使われているクラフトジンから始めてみることをお勧めします。

もし慣れてきたら、ちょっと変わったボタニカルのクラフトジンにチャレンジしてみるのも面白いです。

例えば、あおさやゴーヤー、ほうじ茶など。

今まで体験したことがない味を知ることができるのもクラフトジンの楽しさの一つです。

個性的なボタニカルを使ったクラフトジン例

③:デザインで選ぶ(ボトル、ラベルなど)

クラフトジンのボトルやラベルなどのデザインには、造り手の思いが込められています。

まずは感覚的に「ビビッ!」とくるデザインのものを選んでもいいでしょう。

もしかすると思いがけない出会いがそこにあるかもしれません。

④:価格で選ぶ(高い、安いなど)

クラフトジンに慣れていないのであれば、まずは比較的リーズナブルな価格帯のものから試してみることをオススメします。

なお、クラフトジンは価格が高い=美味しい、価格が安い=美味しくない、ではありません。

美味しさはそれぞれの好みによって主観的に変わるものだと思います。

まずは色んな味を試してみて、そこから自分の好みに合うものを見つけていきましょう。

クラフトジン初心者におすすめの銘柄5選

季の美 京都ドライジン

季の美
季の美

クラフトジンが日本でブームとなる最初のきっかけになったと言われているのが季の美です。

正統派ロンドンドライジンの味を京都で再現。

今や国内の高級ホテル、バーで見かけない場所はないほど浸透しています。

バーテンダーさんからの評判も非常に高く、お客さんからは「季の美が飲みたい!」と指名があるそうな。

これからクラフトジンを飲み始めるのであれば、まずは押さえておきたい銘柄の一つです。

メーカー 京都蒸留所
ボタニカルジュニパーベリー、オリス、ヒノキ、玉露、ゆず、レモン、山椒、生姜、笹の葉、赤しそ、木の芽
アルコール度数45%
容量700ml
価格5,500円(税込)

関連記事:【解説】クラフトジン季の美とは? | 京都蒸留所(京都府)製造クラフトジン

タンカレー ロンドンドライジン

タンカレー
出典:Amazon.co.jp

ボトルデザインが本当に秀逸なタンカレー。

ロンドン・ドライ・ジンならではの雑味のないキレのある味わいが特徴で、ジントニックで飲むのがオススメです。

クラフトジン初心者の方はまずは味わっておきたい一本です。

関連記事:【レビュー・感想】タンカレー ロンドンドライジンとは?おすすめの種類や飲み方の解説

ビーフィーター

ビーフィーター
出典:Amazon.co.jp

クセのない、ロンドン・ドライ・ジンらしいキリっとした味わいが特徴です。

ジンといえばビーフィーターを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

クラフトジン初心者の方にもおすすめです。

関連記事:【レビュー・感想】ビーフィーターとは?おすすめの種類や飲み方の解説

ボンベイ・サファイア

ボンベイサファイア
出典:Amazon.co.jp

ブルーのボトルが美しいボンベイ・サファイア。

10種類のボタニカルが使われており、柑橘系の味はもちろんですが、どこかスパイシーさを感じる味がなんともいえません。

すっきりと飲みやすく、クラフトジン初心者の方はまずはここから。

関連記事:【ジン初心者向け】ボンベイとは?おすすめの種類や飲み方について解説

SAKURAO(桜尾) GIN ORIGINAL

出典:Amazon.co.jp

広島を代表するクラフトジンといえば桜尾。

味には定評があり、様々な高級ホテルやバーに置かれています。

ボタニカルに使われている柑橘類のフレーバーが最高です。

価格もお手頃ですので、初心者にもオススメです。

メーカー サクラオブルワリーアンドディスティラリー
ボタニカルジュニパーベリー、レモン、ネーブル、夏ミカン、柚子、橙、ヒノキ、緑茶、赤紫蘇、高原生姜
アルコール度数47%
容量700ml
価格2,100円(税込)

関連記事:クラフトジン SAKURAO(桜尾) GIN ORIGINALの解説:広島県サクラオブルワリーアンドディスティラリー製造

そもそもジンって何?

「そもそもジンってどういうお酒なのか?」

そこもしっかりと理解しておきましょう。

ジンとは、ジュニパーベリーをボタニカルとして使って香りづけされた蒸留酒のことを指します。

日本では、ジンは国が定める酒税法上のお酒のカテゴリーとしては「スピリッツ」に分類されていて、世界4大スピリッツの中の一つとして知られています。

国税庁:3 酒税法における酒類の定義及び分類

ジンの定義とは?

ジンの定義ですが、3種類の定義が存在します。

ジンの定義
  1. ジン(Gin)
  2. 蒸留ジン(Distilled Gin)
  3. ロンドンジン(London Gin)

詳しくは別の記事で解説をしていますが、まずはざっくり3種類の定義が存在する、と覚えておけばOKです!

関連記事:【解説】ロンドンドライジンとクラフトジンの違いって何?定義のまとめ

ジンのざっくりとした歴史の流れ

ジンの歴史ですが、もともとはオランダで薬として使われていて、当時は「ジュネヴァ」と呼ばれていました。

その後、イギリスにも普及し「ジン」と呼ばれるようになりました。

当時のジンは単式蒸留器で造られていましたが、まだまだ当時の技術では雑味が取り切れなかったようです。

そこで流行したのが、ジンに砂糖を加えた「オールド・トム・ジン」です。

技術が発達して連続蒸留器で高品質なジンが造られるようになると、今度は「ロンドンドライジン」が生まれました。

今の世界的で造られているクラフトジンは、このロンドンドライジンが基礎になっています。

これがざっくりとしたジンの歴史になります。

クラフトジンの定義

”ジン”には定義が存在しますが、明確な定義が存在しないのがクラフトジンの特徴の一つ。

本記事の最初にも説明させていただきましたが、

「ジンというお酒をさらに自由な発想で作ったもの」

それがクラフトジンです。

例えば、泡盛をベーススピリッツに使ってジンを作ったり、酒粕からジンを作ったり。

これまでの発想にとらわれない自由な世界がそこにはあります。

この世界観がクラフトジンの魅力で、最近は静かなブームと言われているほどクラフトジンが浸透してきています。

関連記事:クラフトジンってブームなの?その魅力とオススメのジン3選

クラフトジンの飲み方

ソーダやトニックウォーターで割って飲むのがスタンダードなスタイルです。

バーなどで飲むジントニックはトニックウォーターと混ぜて生まれたカクテルで、人気のメニューの一つですよね。

食中酒として飲んでも美味しいです。(特にスパイスが効いたメニューとの相性が良いように思います!)

クラフトジンの場合は様々なボタニカルを使用していますので、その香りをしっかりと楽しむのであればウィスキーのようにロック、ストレートで飲むのもアリ。

ぜひ試してみてください。

関連記事:【初心者必見】クラフトジンの美味しい飲み方の解説

クラフトジンの魅力

クラフトジンときいて真っ先に頭の中に浮かぶのが「自由」という言葉。

「え!?こんな材料をボタニカルに使っているの?」

そんな風に私たちを驚かせてくれるようなクラフトジンががあり、その世界観がとても魅力的です。

色んな酒蔵さんが新しいクラフトジン造りにチャレンジしているので、これからどんどん面白くなってくると思います。

クラフトジンはブームなのか?

爆発的なブームとまではいきませんが、着実にマーケットをつくりつつあると考えます。

大手飲料メーカー、サントリーもこれからどんどん力をいれていくことを発表しています。

サントリースピリッツが製造販売するジャパニーズジン「翠(SUI)」が、家飲みの広がりなどによって好調に推移している。3~5月販売数量が前年比270%と大きく伸ばしていることから、今年の販売目標を当初計画の1.3倍、前年比2.6倍に上方修正。2024年までに国産ジンで売上高100億円の新市場創造を目指す。

https://wandsmagazine.jp/archives/11263

個人的には一過性のブームで終わってほしいとはおもっていませんので、このまま着実に市場が大きくなっていく形を望みます。

「クラフトジン」というカテゴリーが一つのカテゴリーとして認知され、これからもたくさんの人に長く愛される市場になってほしいですね!

関連記事:クラフトジンってブームなの?その魅力とオススメのジン3選

ブームの背景

イギリスのシップスミスが2008年に創業。

なんと、約200年ぶりにイギリスに蒸留所ができたということで話題になり、これがクラフトジンブームの始まりだと言われています。

初心者の方はまずは「シップスミス」という名前だけでも覚えておきましょう。

ちょっとしたバーであれば必ず置いてあると言っていいほど”定番のジン”になります。

なお、シップスミスは銅製の単式蒸留器を使った伝統的なロンドン・ドライ・ジンの製法を採用しています。

シップスミス公式ホームページ:https://sipsmith.com/

本記事のまとめ

今回の記事ではクラフトジン初心者の方に向けた解説をさせていただきました。

自由な発想、従来の枠にとらわれない世界観のクラフトジン。

ぜひその味を楽しんでくださいね!

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