「ゴードンって何?」
「ゴードンってどんなジン?」
本記事はそんな疑問にお答えするため、ゴードンのレビュー、おすすめの飲み方や種類も詳しく解説していきます。
ゴードンについて詳しく知りたい方は、ぜひこのまま最後まで読み進めてみてください。
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ゴードンって何?
ゴードンとは
ロンドン・ドライ・ジンを代表するジンブランドの一つがゴードンです。
ビーフィーター、タンカレー、ボンベイの中でも一番古い歴史を持っているブランドです。
ゴードンのざっくりとした歴史
1769年、アレクサンダー・ゴードンが「ゴードン」を創業、ロンドンのクラーケンウェル地区に蒸留所を設立しました。
以降、ゴードンは世界で初めて“ジントニック”を生んだブランドとして知られています。
創業時のレシピは今も守られており、そのレシピ「別名:1769レシピ」を知っているのはわずか12名しかいません。
1898年、タンカレー社を買収。
当時としては最大規模となるジンメーカー、「タンカレー・ゴードン社」が設立されました。
現在は世界一位の蒸留酒メーカー「Diageo」のブランドになり、約180カ国で販売されています。
1925年、ジンとしては初めて“ロイヤルワラント(英国王室御用達)”の認定を受けています。
ジンという飲み物の地位を向上させた素晴らしい出来事ですね!
ゴードンの製造方法
厳選された高品質なジュニパーベリーの中から優良な5%だけを使用。
さらにこだわりぬいたボタニカルを加え、バランスのある豊かな香りと爽快な後味を実現させています。
ゴードンを実際に飲んでみたレビュー・感想
では、実際にゴードンを飲んでみたレビュー・感想を書いてみます。
ゴードンをストレートで飲んだ印象
まさにロンドンドライジンといった味!
ジュニパーベリーの風味がしっかりと出ており、ピリリと辛口。
これですね!!
ゴードンをジントニックで飲んでみた印象
所説いろいろありますが、世界で初めてジントニックに使われたのがゴードンと言われています。
ジントニックならぬ、別名ゴードントニック(G&T)。
飲んでみると…皆様が想像するジントニックの味がそこに。
「ああ、いわゆるジンニック…。」
ゴードンを楽しむなら、まずはジントニックがオススメです!!
ゴードンのラベルの「猪(いのしし)」の意味
個性的で高貴な印象のラベルデザインが特徴のゴードン。
このデザインが好きという方も多いのではないでしょうか?
ラベル中央よりやや下の部分には、左向きの猪の顔と「TRADE MARK」という文字が描かれています。
この猪が描かれた理由ですが、狩猟中に猪に襲われたスコットランド国王を、当時国王に仕えていた創業者のアレクサンダー・ゴードン氏が助けたのだそうな。
その功績が称えられ、国王から紋章を猪にするように言われたところから始まったのがこの猪のマーク。
なんとも素敵なエピソードじゃありませんか!
こうしたストーリーを知っておくと、よりジンを楽しむことができますよね。
ゴードンのおすすめの飲み方:ギムレット
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ゴードンの楽しみ方として、正統派なロンドンドライジンらしく、クラシックカクテル『ギムレット』はいかがでしょうか。
ギムレットとは、ジンとライムジュース(シロップを少し加える場合も有)をシェイクして作るショートカクテルの代表格です。ジンの割合が多いので、基本的にはキリっとしたドライなテイストですが、ライムジュースのジューシーさも同時に味わえる、強いだけではないエレガントな一杯です。
もう少し、ギムレットについてお話させていただくと、
19世紀末ごろのロンドンでは、海軍の将校達にドライジンが無料配布されていました。将校達の中には、飲みすぎにより体調を崩す者もいたとか。そこで、イギリス海軍軍医であったギムレット卿は、ジンに利尿の効果のあるライム果汁を混ぜて飲むことを提唱し、将校たちの健康維持に貢献したとされています。
これが、諸説あるギムレットの起源として、有力なストーリーです。
また、当時のライム果汁の医療的役割はとても大きかったようで、様々な病から人々を救うきっかけとなっていたようです。
この様な歴史的背景にリスペクトする意味も含めて、是非BARへ行った際には
「ギムレットを、ライムをしっかり効かせて」
とオーダーしてみてください。
現行のゴードンは、力強さに加え、副材料との馴染みやすさも加わり、カクテルに大変応用しやすい一面もあります。その特徴を生かし、ギムレットを通して、先述した歴史に想いを馳せながら、BARでの良き一時を過ごして頂けると、これほど嬉しいことはありません。
ゴードンの種類の解説
ゴードンにはいくつか種類がありますのでリストアップします。
詳細は次で解説していきます。
①:ゴードン ロンドン ドライジン
今回レビューしたゴードンがこちらです。
世界で初めてジントニックを生んだブランドと言われているゴードン。
1769年から守られているレシピの味は辛口でドライ。
何はともあれ、ジントニックでお楽しみを!!
内容量:750ml
アルコール度数:43度
原産国:イギリス
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②:ゴードン ロンドン ドライジン 37.5度
1761年から続くレシピを継承し、8種類のボタニカルで磨き上げられたクラシックな味わいが楽しめるボンベイです。
ロンドン・ドライ・ジンの伝統の味をぜひ楽しんでみてください。
内容量:700ml
アルコール度数:37.5度
原産国:イギリス
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③:ゴードン ジン グリーンボトル
イギリス国内に流通しているゴードンがこのグリーンボトルです。
アルコール度数が37.5度と、やや低めになっています。
ゴードンらしいガツンとした味わいというよりは、丸みのある飲みやすい味になっています。
内容量:700ml
アルコール度数:37.5度
原産国:イギリス
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まとめ
ロンドンドライジンを代表するブランドの一つであるゴードン。
機会があれば是非一度試してみてください。