「ビーフィーターって何?」
「ビーフィーターってどんなジン?」
本記事はそんな疑問にお答えします。
ビーフィーターとは、ロンドンドライジンのブランドの一つ。
ドライでありながら、柑橘類の風味が楽しめるジンです。
いかにも英国らしいボトルのデザインが特徴で、ジン初心者の方でも見たことがあるという人は多いのではないでしょうか?
では、ビーフィーターについて詳しく解説をしていきたいと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください
- クラフトジン・ラボ運営者
- クラフトジン好き
- OFFICE M2+代表としてメディア運営中
- 『Restaurant&Bar 水戯庵』メインバーテンダー
- クラフトジン・ラボメンバー
- 兼業で占い師としても活動中
ビーフィーターって何?
ビーフィーターとは
赤い近衛兵のラベルデザインが特徴のジン。
1820年に発売されたジンの名称で、ボンベイ、タンカレー、ゴードンと並び、ロンドン・ドライ・ジンを代表するジンの一つとして知られています。
いかにもイギリスらしいデザインのラベル。バーやリカーストアなどで一度は見たことがあるという人もいるのではないでしょうか?
厳選された9種類のボタニカルを使用しており、爽やかで洗練された柑橘の風味を楽しむことができるジンに仕上がっています。
ジュニパーベリー、レモンピール、セビルオレンジピール、アーモンド、オリスルート、コリアンダーシード、アンジェリカルート、リコリス、アンジェリカシード
ビーフィーターのざっくりとした歴史
1863年、薬剤師ジェームス・バローがチェルシー蒸留所を買収し、ジンの製造を開始。
ビーフィーターのこだわりのレシピとノウハウの歴史はここから始まりました。
現在の蒸留所はケニントンにあり、世界で販売されている300万ケース(9L換算)にものぼるジンは全てこの蒸留所で製造されています。
ビーフィーターのラベルデザインの由来
ビーフィーターのラベルに描かれているロンドン塔の近衛兵は、別名「ビーフィーター」と呼ばれています。
ビーフィーターとは「Beef eater(牛肉を食べる人)」から来ており、これは国家主催のパーティーの後、近衛兵がパーティーで牛肉を持ち帰ることが許されていたことからそのように呼ばれています。
ビーフィーターの製造方法
グレーン由来のスピリッツを使用。
再蒸溜の前に、単式蒸溜器で厳選されたボタニカルをじっくりと約24時間も浸す「スティーピング(浸漬)」と呼ばれる工程を採用しています。
その後、再蒸溜されたジンの蒸溜液の初めと終わりの部分はカットし、より均整のとれた味を実現させています。
完成したジンは、マスター・ディスティラーであるデズモンド・ペイン氏がチェックし、ビーフィーターの名にふさわしいものだけがボトリング・出荷されます。
ビーフィーターのレビュー・感想
ストレートで飲むとかなり辛口な印象。
なんとも奥ゆかしい感じでボタニカルが追いかけてくるようなイメージです。
ジントニックにしたときの相性の良さはさすが!
「ロンドンドライジンはコレだよね!!」
という味を体現しています。
いいですね~!!
飲み過ぎに注意です!!
ビーフィーターのオススメの飲み方:ジンフィズ
- 『Restaurant&Bar 水戯庵』メインバーテンダー
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世に多くあるジンベースカクテル。味わいの強いもの、優しいもの様々ありますが、ビーフィーターはどのジンカクテルにとも相性が良く、色々なシーンに使いやすいジンだなという印象です。
そんな中でも、特にお勧めしたい飲み方は、『ジンフィズ』です。
- ビーフィーター 45ml
- レモンジュース 15~20ml
- シロップ 1~2tsp
- ソーダ 適量
理由は、近衛兵達が“Beef Eater”と呼ばれていた所以から、『肉料理を食べながらゴクゴクと』をイメージしたからです。
もちろん、ジントニックやジンソーダもお食事との相性はとても良いのですが、ジンフィズにはレモンとシロップが加わっているので、ジンの力強さだけではない、のど越しのスムーズさがあります。
ジンフィズがあれば、ガッツリとした肉料理も長く楽しめること間違いなしです。
ちなみに、“フィズって何?”と、お客様より質問を頂くことが多いのですが、フィズは炭酸水の『シュワッ』という擬音語のことを言います(ドイツ語が語源です)。
写真はレモンピールを添えていますが、ローズマリーやブラックペッパー、または、ブルーベリーやブラックベリーなどをガーニッシュ(カクテルの飾り)として添えると、お肉との相性は更によくなります。
【ジン初心者向け】今すぐ買えるビーフィーターの種類
ビーフィーターにはいくつか種類がありますのでリストアップします。
それぞれ詳しく解説していきます。
ビーフィーター
今回のレビューさせていただいたのがコチラ。
ビーフィーターといえばまずはコレ!!
クセのない、ロンドン・ドライ・ジンらしいキリっとした味わいが特徴です。
初心者の方はまずはコチラから始めましょう!
内容量:700ml
アルコール度数:40度
原産国:イギリス
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ビーフィーター ジン(47度)
通常のビーフィーターよりもアルコール度数が高いビーフィーターです。
違いを楽しみたい方や、より”濃い味わい”が好みの人にオススメです。
いつものビーフィーターじゃ物足りなくなった中級~上級者の方にオススメです。
内容量:750ml
アルコール度数:47度
原産国:イギリス
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ビーフィーター ジン24
日本の煎茶と中国の緑茶を含む厳選された12種類のボタニカルが特徴のビーフィーター。
真っ赤なボトルはヴィクトリア朝時代のボトルレリーフにインスピレーションを受けてデザインされています。
プレミアムなロンドン・ドライ・ジンの味を楽しめます。
内容量:700ml
アルコール度数:45度
原産国:イギリス
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ビーフィーター ピンクストロベリー
「ビーフィーター」で使用している通常のボタニカル9種類に天然のストロベリーフレーバーを加えたピンクジン。
ストロベリーの芳醇な香りと甘さを加えており、飲みやすさを実現させています。
内容量:700ml
アルコール度数:37.5度
原産国:イギリス
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ビーフィーター クラウンジュエル
通常のビーフィーターに使用されているジュニパーベリーやオレンジピールなどのボタニカルに加え、グレープフルーツを使用したビーフィーターです。
アルコール度数は50と高め。
力強い味わいを楽しむことができます。
内容量:1,000ml
アルコール度数:50度
原産国:イギリス
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まとめ
ロンドン・ドライ・ジンを代表するブランドの一つであるビーフィーター。
世界的に有名なジンになりますので、初心者の方は要チェック。
是非一度試してみてください。